

記憶処理と処世術
元来の体質により記憶障害があり、瞬間的に記憶ができる代わりに2週間しか記憶保持が難しい。そのため重要項目をメモに取る癖を始めにつけ、すぐに情報整理ができるよう速読術を身に着けていた。なるべく周りには迷惑をかけたくないための、彼女なりの処世術なのである。
自身の特異性を隠すため─────。とは言えリセットされる度に過去の自分が遺した手帳のみでしか知り得ることができないので、常に白紙の状態から『知識欲旺盛なお婆ちゃん』を演じていた(受け継いだ知識以外に自分を象徴するものなんて無かった。形に遺さないと、"雲雀"という存在は無いに等しかったのだから。しかしながら継いだ情報のみで構成された"雲雀"は本当に私だったのだろうか…と不安にはなっていたかもしれない)。
「…もう、潮時かのう…。ごめんねぇ、ずっと黙ってて。」
「たとえ全て忘れてしまっても、もう妾が、自分が何者か分からなくなっても、みんなは妾のこと…覚えててほしいねぇ。」
「妾がもし"妾が意図しない事象"でみんなに迷惑をかけてしまったら、その時は止めてくれんかね」
死期の送り方
冬に関する殺し方を2通り所持。
対象のことは「悪鬼」または「厄」と認識し、故に自身の暗殺は「厄祓い」または「大掃除」を行うという感覚。いずれも冬季の祭事や行事からインスパイアされており、どちらの殺法で処理されても、最終的には彼女の手によって雪ん子さん(雪だるま)として冷凍保存される。
その際の彼女の表情は、冷ややかでありながらも雪灯りの様な幽かな慈愛が感じられるのだそう。
▸108式/除夜ノ禊(ひゃくはちしき・じょやのみそぎ)
遠心力を利用し大きな撞木(しゅもく)で対象を除夜の鐘の如く滅多打ちにする殺法。さすがに108回も叩くと後片付けが大変なため、形が残る程度に18回叩いて処理をする。また腕力だけで振るうのもかなり力が要るため、自身を主軸に遠心力を利用している。
▸23式/鬼遣(にじゅうさんしき・おにやらい)
矛で対象を殲滅する殺法。方相氏の様に仮面を着け、専用の装束を身に纏う。持ち前の低身長と機動力で対象を翻弄、抹殺する。参照は追儺の儀式。



椿の花飾り
付箋の付いた日記帳
祓魔道具



何の変哲もない造花の髪飾り。ほんのり甘い香りがする。作りものだから枯れ落ちることも無いし、もののふに忌み嫌われることはないだろう。
探索者が肌身離さず持っている日記帳。今までの記録・メモ・仕事の内容・暗殺方法・仲間や自身のこと等…自身が忘れてしまわないようにと過去の自分が書き残した事柄がびっしりと記されている。膨大な量に及ぶため、最重要項目のみ記した方を肩掛けのポシェットに携帯している。
私を体現する唯一の物。
背丈ほどの撞木と装束、矛。普段はクローゼットに仕舞っているが、暗殺依頼があれば香を焚き纏わせ清めてから身に着けるのが習慣になっている(そうするようにと日記に記されていたため)。

設定画


